学生インタビュー
1.どんなお仕事をされていますか?
地震対策として、一般家庭の家具の転倒防止対策の専門店としてお客様の家に合った、家具に合った転倒防止方法を提案、実施しています。
大きな地震が発生した時にまずは生命を守る、けがをしない、避難経路確保を目的に質の高い家具の固定方法を基本とした業務を行っています。
2.なぜこのお仕事を選ばれたのですか?
昔から何かしようと「アイデアノート」を作り、アイデアを出していました。その中で地震対策が浮かびました。数年後、2015年小笠原諸島西方沖地震の発生時、川和の実家にいたのですが、携帯のアラームや玄関を開けろという声を聞いて「なぜ自分の家に居ながら慌てなければならないのか」と疑問に思いました。地震が起きた時に、いつもはゆったりと安心できるはずの我が家なのに、途端に凶器となってしまう。この経験から地震に興味を持って調べ始め、地震の被害は、発生した瞬間に備えておくことが重要あり、家屋の倒壊防止と家具の転倒防止をすることで、避難経路が確保されて二次災害などに備えることができるというところに行き着きました。
当時、政府が発表した地震確立は横浜で78%。日本で一番震度6以上の地震確立が高かったんです。自分は生まれも育ちも横浜で、地元愛もあって使命感にかられました。また、昔に引っ越し業者でアルバイトをしていた際に身についた家具を固定する技術や電気工事で壁に金具を打つなどのスキルに防災の知識をプラスすることができればと思ったこともこの仕事を選んだ一つの要因ですね。
3.この仕事に対する姿勢・大事にしていることはどんなことですか?
自然が相手であるために、何が起こるかわからないですよね。その中で、お客様が住んでいる家や家具、地域にどういった災害が起きる可能性があるのか、どういった地震が予測されるのかということを自分なりにしっかりと情報収集をし、お客様にベストを尽くす。何が起こるかわからない中でも、ベストを尽くすことは絶対にやらなければいけない事であると思っています。これが、専門家としてお客様から代金を頂いているところだとも思っています。
4.実際の体験談を聞かせてください。
お客様からの紹介からお仕事を頂いたことが一番嬉しかったです。やっぱり、前例が無いため、本当にこのサービスが必要であるのかに悩み、諦めそうになった事も多くあります。それでも使命感を基に続けたことで注文を頂けるようになり、紹介して頂けるまでになりました。いいサービスが提供できて、お客様のためになっているのではないかと思うことができるまでに成長しました。
5.お仕事をしていて大変なことは何ですか?
前例が無いということが一番ですね。このような事業に取り組んでいる方、企業も本当に少ないので…。事業計画も入念に作成してはいるのですが、前例が無いために起業してからは手当たり次第いろんな広告を出したりしています。新しい市場開拓、モデルを作るというところにも苦労しています。一見自分には関係のないようなイベントにも参加して、様々な情報を取り入れることで打開策を見つけています。
6.これから同じ分野で仕事をする人へのアドバイスをお願いします。
まずは家族、近所の方などの身の回りから震災に対する意識改革、行動改革を進めることです。いつ起きるかわからないからこそ、周りから!
今、実際に起きていることではなく、「備え」のための仕事であるので信念を強く持っていないと中々続けることは難しいジャンルでああります。生半可な気持ちではヒーローにはなれないですね。自分は横浜ヒーローを目指しているので!
7.自宅で、今からでもできる震災対策を教えてください
一番は家の耐震化と家具の固定です。防災グッズ、備蓄品はもちろんあった方が良いですけど、命を守る対策が何よりも重要です。
あとは、自分が住んでいる地域の災害予測を知っておくことも大切ですね。
8.将来のビジョンについて一言お願いします!
地震による死者・死傷者ゼロ!を目指しています。
地元愛も強いので地元と地元をつなげたいとも考えています!